虐待を考える~学校と児相の観点から

【日時】2019/03/12 19:00から21:00まで
【会場 】もりたかや
【スケジュール】
第1部 ゲストによるパネルディスカッション
 ゲスト:福島県浜児童相談所 相談判定課長 江尻信也氏
     いわき市学校教育課 課長 玉澤淳氏
     他
 聴き手:弁護士 菅波香織(浜児童相談所虐待対応専門員、福島県弁護士会子どもの権利委員会委員)
約40名の方にご参加いただきました。ゲストの児相の江尻さんから、児相の取り組みの概略や最近の動静、目黒区事件に関して思うことなどをお話しいただき、教育委員会の玉澤さんからは、虐待が疑われるケースがあったときに学校が教育委員会に相談し、その後どのように対応・アドバイスしていくか?虐待通告の流れや悩み、保護者対応を組織的に行うことの必要性などのお話しがありました。その後、聞き手の菅波から、法的なこと、人権のことや、しつけと称した体罰を禁じる条例や法律の最近の動向、スクールロイヤーについてなどのお話しもさせていただきました。パネルディスカッションでは、地域で声かけをして、子ども達の様子をみることも大切とのお話しがあった一方で、知らない大人とは話さないように、とか、知っている大人からの性犯罪が多いことなどから、地域で子どもに声をかけることの難しさのお話しもありました。
第二部の対話では、参加者それぞれが想いを共有しました。児童相談所の所長さんも参加くださっていて、「いろんな人が生きやすい社会」を作りたい、とのお話も深く胸に刻まれました。