虐待を考えるシリーズ第6弾障がいと虐待 ~養育者側の要因、子ども側の要因~

 虐待をいろいろな視点から考えるトークイベントシリーズ第6弾。第1回では、児童相談所と教育委員会の方をゲストにお招きし、虐待を児相と学校の観点から考えてみました。第2回では、浜児童相談所で委託里親をしていらっしゃるお二方をお呼びし、いろいろな家族のかたちについて、みんなで知り考える機会を持ちました。第3回は、いわき市にて女性を支援するNPO法人の方々を及びし、虐待の背景にあるDVについて知り、考える機会を持ちました。第4回は、福島県内にたった2つしかない児童自立援助ホームの話や高校生からの話を伺い、家に居場所がない中高生の現状を知る機会を持ちました。第5回の「乳幼児と虐待」に続き、第6回では、障がいを持つ方に関わる専門職の皆様から話題提供いただき、障がいのある養育者、子どもたちをとりまく環境と虐待について、みなさんと考えてみたいと思います。
 障害児入所施設の子どものうち、3割が被虐待児の可能性があるとのデータがあります。また、養育者が障がいを抱える場合に養育困難な状況となるケースも少なくありません。保護者、子ども、どちら側にとっても、障がいの存在が与える影響を知ることはとても大事だと思います。まずは、地域社会の私たちが、障がいを知ること。障がいをお持ちの方に関わるお仕事の方はもちろん、同じ地域で暮らす視点から、いろいろな立場の方にご参加いただけたら幸いです。

<information>

2020/2/4 (火)19:00 – 21:00(その後同会場にて懇親会あり)
参加費: 500円 (資料、茶菓子代)
会場:もりたか屋2F(いわき市平3町目34番地 )

第1部 ゲストからの話題提供 第2部 講師を交えての対話の場

ゲスト
長谷川政宣氏 (いわき市保健福祉部 障がい福祉課 課長)
田子恵子氏 (放課後等デイサービス「U.AND舎」代表) 
佐藤早苗相氏 (福島県浜児童相談所 所長)

聴き手
弁護士 菅波香織 (浜児童相談所虐待対応専門員、福島県弁護士会子どもの権利委員会委員、同高齢者・障害者権利擁護支援センター運営委員会委員)

※終了後、同会場で懇親会を開催します。懇親会:1000円 アルコール飲む方+500円